リニア問題学習会

掲載日:2009年2月7日

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山梨県でリニアモータカーの問題点などについての学習会があり、トライアル信州の小林議員や永井議員としっしょに参加しました。
1962年に超電導リニアの開発がスタートし、77年には宮崎に実験センターが開設されました。90年に当時の金丸さんが山梨に強引に実験線を移すことにし、現在の山梨実験線が造られました。
リニアの推進派は、3大都市圏を1時間で結ぶと言っていますが、新幹線の需要は頭打ちであり、必要性は薄くなっているのではないでしょうか。また、新幹線の代替路線で必要とも言われていますが、北陸新幹線がすでに代替路線として存在していて、この点でも必要性に疑問符がつきます。

昨年秋、JR東海はリニア中央新幹線を自己負担で建設する、営業開始は2025年、想定ルートはできるだけ直線(南アルプス貫通)ルートで290km、建設費用は5兆1000億円と発表しました。中間駅は地元負担です。

しかし、実際の事業費は3倍かかると言われています。
ところが、名古屋までしか行かないリニアは、果たして利用されるのか?という疑問もあります。新幹線の利用客は名古屋で降りる人は少ないからです。名古屋から先にいく客が、新幹線で1時間40分のところ、リニアで50分に短縮されるとしても、わざわざ乗り換える人はいないのではにでしょうか。
また、所要電力容量はJR側は発表しませんが、544万kw、原発5基が必要とも考えられています。電磁波の体に与える影響も不明です。

果たして、リニアはルビコン鉄橋を渡れるのか?講師の伊藤洋先生(山梨大学名誉教授・写真右)は、答えはNo!であるとおっしゃいました。他山の石に学ぶなら、本四架橋、諫早干拓、長良川河口堰、神戸国際空港と関西国際空港、成田空港と茨城空港、富士山空港、東京湾横断道路、高速増殖路もんじゅなどの二の舞になると考えるべきだと。
リニアが造られれば、コストパフォーマンスの圧倒的不具合(JRの試算は東京大阪間が15000〜17000円と言っているが、先生の試算では10万円!)で、JR東海は破産、それを防ぐために多額の公金が投入されることになるだろうと、話されました。

また、鉄道に求められる時刻の正確性と言う点でも、速い電車ほどちょっとの地震や、わずかな不具合で止まることになり、信頼性も少なく、遅れることのできない会議などに出席するには結局前泊する事になります。
さらに、時速500kmのリニアが停まる駅は、技術的にも大変になり、用地も沢山必要であり、建設費用はものすごくかかるため、JRは駅を自分で造るとは決して言わないと、話されました。また、基本的に高速性を求めるためのリニアは駅がない方が望ましく、山梨に駅を造れば、発車したときからブレーキをかけることになるのでは?という意見もありました。
私は、駅の建設にはいくらぐらいかかるのかと質問しました。山梨駅は100億円と言われていますが、先生は、3倍くらいかかるでしょうとおっしゃいました。
また、駅ができてもそこは発展しない。速くて便利な電車が走れば走るほどそこはストロー効果で、客は通り過ぎるだけ、新幹線の駅ができたところは、結局発展していない、昔のままの三島駅、日帰り客ばかりで宿泊しない長野駅を考えてみると良いと話されました。

主催者のみどり・山梨の方が、南アルプス(山梨県早川町)で、すでにリニアのボーリング調査のトンネルを掘っている写真を撮ってきて、見せてくれました。ここは、フォッサマグナが通っているところで、地質的にも大変心配である、また、景観地区の中で工事が行われていて、環境的にも問題であると話されました。
また、何か事故が起きれば、大惨事、全員死亡の事故になりかねないず、このようなリニア新幹線は、止める必要があるが、大物の政治家がいない今、難しい、運輸省の大物が命を懸けて止めると言わない限り難しく、JR東海以外のJRも止めるべきことはわかっているが、止まらない公共事業となっていると、先生はおっしゃいました。

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