合併に賛成反対意見発表会、私も反対意見を言っちゃいました

11.
19.
2008

夜、Mウィングで波田町との合併問題で、松本市民意見発表会がありました。

事前に応募した11人が賛成反対の意見を5分ずつ言いました。
会場から3分ずつ意見を言っていいというので、私も合併反対の意見を言いました。

タイトル:合併に賛成反対意見発表会、私も反対意見を言っちゃいましたへの4 のコメントまたは追記

  1. sanae

    <私の述べた意見>
    少し広い視点に立って合併反対の意見を述べたい。
    国の進める合併は道州制を見据えたもの。誰が何のために道州制を進めようとしているのか?
    松本大学で開かれた自主自立のための地域づくりフォーラムで、高知短大の鈴木名誉教授の講演を聴いた。そのモードで意見を言わせていただく。
    先生は「グローバル企業が世界制覇の拠点づくりのために道州制を進めるもの」と説明した。ここではその理由は長くなるので言わないが、道州制は経団連が強くリードしている。
    国が地方に財源を委譲することなく交付税を減らしている現状を見る時に、経済効率を優先させ、地方を切り捨てようとしているように思えてならないことからしても、誰が何のために行おうとしているのかが見えてくる。
    このような中で、私たち地方に住むものは、道州制を見据えた国の合併政策に易々と乗ってしまって良いのか?

    人口が15000人もあり、若年人口の割合が松本市よりも高いという波田町。その波田町とは違って、人口が1万人以下、中には1千人以下で高齢化率も高い町村が長野県では自主自立に向けて踏ん張ってる。全国や長野県の町村会では、道州制ではなく、都道府県制のままで良いという、グローバル企業のための道州制に反対する、反グローバリズムの決議もあげている。
    経団連の進める道州制下の基礎自治体の姿は、自主自助でという自己責任が求められるもの。
    派遣労働者を増やし、正規雇用でない若者の増加やワーキングプアの問題等、今の大きな社会問題をつくってきたグローバル企業の思惑によって、地方が切り捨てられるのを阻止するのが松本市の役目ではないか?
    松本市が中信地区や長野県の真のリーダーとなるなら、このような国の進める政策に乗るのではなく、波田病院を含む医療や環境、産業面等で、松本平や安曇平とで広域連合を進めることではないか?
    自立で踏ん張ろうとする山形村、朝日村、そして同じ平らにある塩尻市、安曇野市、そして波田町と一緒に、国や経団連の進める効率優先主義ではなく、住民の暮らしや福祉、環境を守ることを優先するような広域連携を、松本市、もっと言えば、松本市長がリーダーシップをとって進めることが先、その上で、合併が必要であるなら、合併しても間に合う。波田町は急いで合併しない方が良い。
    グローバル企業の論理や、国の大きな流れに巻き込まれるのではなく、反グローバの旗を揚げて、松本平や安曇平の皆さんで共に頑張るために、合併は反対。

  2. sanae

    市民意見発表会での他の方々の意見
    <合併賛成>
    ・日本の国が合併の流れになっている。
    ・目先の金銭問題で考えずに、未来を見て合併推進を。
    ・地方分権が進む中で、松本平は、塩尻、松本、安曇野、大町ぐらいの広域で考えるべき。
    ・合併したいと言う波田町の申し入れを大きな心で受け入れなければ、松本市は信頼をなくす。
    ・松本市と波田町の魅力を合体させ、より力のある松本市に。
    ・アンケート結果という世論は価値はないが、力がある。リーダーである市長は具体的政策を示すべきで、世論に頼るべきではない。
    ・平成の大合併で全国3232の市町村が1810になり、行政効果は大きい。しかし、長野県は市町村が81になったものの、村が37あり、ワースト1。国は22年度までに、1000にすると言っている。
    ・合併は地域住民が郷土をを見直し、郷土愛を育む機会となる。
    ・波田町と松本市は隣接しており、昔からの交流がある。特に梓川地区にとっては、上高地線、商店街、波田病院や様々な施設のある波田町はなくてはならない存在。
    ・梓川は松本市と合併したが、支所の職員も減らされ、良いことはない。しかし、行政経費を減らすためにやった合併だから、覚悟してやったこと。松本は河東に中心があって偏りすぎている。河西地区や梓川、安曇、奈川にとって波田町は現在も将来も重要なパ−トナー。
    ・松本市は周辺自治体と合併し、発展してきた。この歴史を踏まえれば、波田町からの合併の申し入れは受け入れるべき。
    ・松本平は地形的、経済的にも一体。その中心である松本市は温かく迎え入れるべき。
    ・松本だけが良ければ良いという感覚ではなく、一緒に苦労するという広い気持ちを松本市民は持ちたい。
    ・人口15000人、高齢化率が低く、生産人口年齢の厚い波田町を受け入れることは当然。
    ・松本市が発展して行く上でも、市の西部に住むものにとって上高地線、中部縦貫道、人口問題等どれをとっても波田町をのぞいての発展は望めない。目先のことにとらわれず、大同団結して松本市100年の大計のためにも適切な判断を。

  3. sanae

    市民意見発表会での他の方々の意見
    <合併反対>
    ・今回の合併の大義が、自治体の財政健全化であると考えると、波田町は財政的に困っている実態ではないので、合併する大義はない。実質公債比率18のラインも波田町はクリアしている。財政的な大義がない以上、今回の合併には反対。
    ・平成16年度の総務省のガイドラインの合併の対象は、1万人以下。
    ・一部の市議がいう国の道州制方針があるから合併すべきは、おかしい。何も決まっていないのに議論を持ち出すことに意味はない。
    ・長野県の姿勢は「市町村が決めること」とあり、市民がアンケートを通して意思表明することに問題はない。
    ・基礎自治体は自立に向けて取組むことこそが、住民の文化や福祉を守ることに繋がる。
    ・波田町は自立に向けての取組みを進め、着実に成果が上がっている。
    ・松本市は、4村との合併で新市の方向性が定まっていない。
    ・大きいことが良いことではない。地域が広がれば、顔の見えない市につながりかねない。
    ・市民も町民も合併議論が熟知してない中での性急な合併は、賛成反対派どうしの亀裂を深める恐れがあり、慎重に考えるべき。
    ・昭和の合併では松本市は財政再建団体になり、本郷村との合併ではマイナスシーリングを数年続けた。高度成長期があったからその負担に耐えられたが、今はマイナス成長期で税収減の時代、先の4村との合併も大きな負担になっている。
    ・松本市は23万都市で量ではなく質の充実をと総合計画で決めており、財政も既に尻に火の状態で、自立可能な波田町との合併どころではない。
    ・市政100周年事業や公共施設建設などの大型プロジェクトへの投資で、松本市の財政状況は右肩下がり。その上4村との合併で村の負債が加算、今後10年は大量の職員の退職金問題がある。
    ・昨年発行の「アルプちゃんが解説する松本市の財政状況」でも、経常収支比率、財政力指数とも悪化しており、決して楽観は出来ないと示されている。
    ・今後も歳入は減少傾向、歳出も扶助費等が増える。
    ・平成の大合併の流れの中で、4村の状況を検討することなく、合併を急いでしまったことからしても、慎重であって欲しい。
    ・町立波田病院は表面的には黒字だが、踏み込んだ調査が必要。
    ・合併によって持ち込まれる財政負担は、結局市民の税負担になる。
    ・波田町は病院の経営方針が不透明、町内の意向が一致していない。
    ・東北信は北関東、南信は名古屋区域に経済的にも地勢的にも近いが、中信は不明確。まず、松本平全体のグランドデザインが必要。理念のない水ぶくれ合併には反対。
    ・もし合併されれば、松本ルールを全面的に当てはめる必要があり、合併後に波田地区から「松本に併合された」との批判が出る可能性が大きい。

    <今はまだ合併の判断が出来る状況にない>
    ・波田町だけがくるのではなく、大きな自治体病院も一緒に合併してくる。その町立病院を波田町と町民はどうしたいのか、示されていない。これを波田町は明確に示してからが合併議論の出発点。
    ・合併特例債の期限内(H22.3)までの合併をめざしていて、じっくりと協議が出来ないのではないか。
    ・合併した場合の試算をしてみると、負担は増えるがスケールメリットは微小、合併しても大過はない、賛否の判断が出来ない。

  4. sanae

    <私の感想など>
    ・賛成反対互いに行き来のない意見発表で、物足りない気もしましたが、波田町のこと(?)で市民どうしがいがみ合いになるのも良くないと、市当局の判断で避けたのでしょうか。ルールにも、発言者や第3者の批判は避けましょうと。確かに、「**さんは大きな松本市にとおっしゃいましたが、大きいことは良いことなんでしょうか?!」と始めた人もいて、聞いていてどうかなあ‥‥と思いました。
    いっそのこと、波田町の合併推進、反対の両者に来てもらって、松本市民が質問したり、意見を求める事が出来るものだったら良かったのになあと思いました。
    ・発表者の皆さんはよく勉強をしていました(特に反対の方達)。でも、「大きな反対理由も、賛成理由もないんだよねえ」と、かなり政治問題に関心のある知り合いが言っていました。財政問題を言ってみても然り‥‥、大きいことが良いのかという議論も、波田町にとっては考える余地があっても、松本市は今で既に大きいし‥‥、病院問題も、合併してもしなくても近々松本市が一緒に考えざるを得なくなってくるでしょうし‥‥、判断に迷うところです。
    ・私は、市政のことで意見を公の場で言って良いものかと、遠慮してきましたが、友人であり支援してくださっているSさんから、「北山さんはちゃんと考えを言うべきよ」と言われました。その方は合併反対、でも、財政が大変だから反対とばかり言うのは嫌なのよと言っていたのですが、あいにく体調が優れず意見発表会は欠席しました。
    ・ちょうど私は、松本大学での「合併とそれに繋がる道州制の本質」という講演を聴いたばかり、意見発表を聴いているうちに、そういう観点からの意見もあって良いかもしれないと思い、「広い視点から」と、敢えて反対意見を言ってみることに決めました。松本大での講演について書いた早苗日記をプリントしてくれば良かったなあと思いながら、急遽、意見をメモしました。
    ・上記に書いた私の意見を、会場の皆さんや、私の後ろにいた市議の皆さんも静かに聞いてくださいました。でも、やっぱり、広すぎて、ピンとくるものではなかったかもしれません‥‥
    ・終わってから、Sさんに報告の電話をしました。「国は道州制を見据えて合併を進めていて、道州制はグローバル企業が世界制覇にためにやろうとしている、そんな国や企業の思惑に易々乗って合併してしまって良いのか?反グローバルので、合併せずに広域連合で頑張ろう、松本市はリーダーシップを!なんて、すごく大きなところからの意見を言っちゃったのよ」と言うと、Sさんは、「そうなのよ、それこそ田中さんが知事として頑張ってきたことじゃない。それを北山さんが言わずして、どうするの!言ってくれて良かった」と喜んでくれました。
    ・私は、松本市も波田町も、反グローバル精神で、長いものに撒かれず、お互いが自主・自立し、踏ん張って欲しいのです。国の言うこときいていてもろくなことがないという声が、地方都市や小さな町村に広がってきています。「お金がない、経済効率優先等と言って、切り捨てられてたまるか!相手の土俵に乗るのはやめよう、国を守り、つくる主役は地方の我々だ」という声をあげて連携することが、今一番大事なことです。

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